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✔ハラスメントを学ぶ
《予防から再発防止、適切な措置を》
私たちが毎日多くの時間を過ごすことになる職場では、パワーハラスメント、セクシュアルハラスメント等のハラスメントに遭遇する可能性が少なくなく、安全な就業環境を確保するためにもハラスメントへの防止策、対応策などの構築が非常に重要となります。
■職場のパワハラとは
①優越的な関係を背景とした言動であって
②業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより
③労働者の就業環境が害されるものであり
これら3つの要素を「すべて満たすもの」をパワーハラスメントといい、
客観的にみて、業務上必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導については該当しないものとされています。
具体例としては、同僚又は部下からの集団による行為で、これに抵抗又は拒絶することが困難である言動、業務を遂行するための手段として不適切な言動などのほか、その言動により労働者が身体的又は精神的に苦痛を与えられ就業環境が不快なものとなり能力の発揮に重大な悪影響が生じる等の当該労働者が従業する上で看過できない程度の支障が生じることなどが挙げられています。
■職場のセクハラとは
職場において行われる労働者の意に反する性的な言動により、労働者が労働条件について不利益を受けたり、労働環境が害されることがセクシュアルハラスメントにあたります。「性的な言動」とは、性的な関係を強要する、必要なく身体に触れる、ワイセツ図画を配布・提示することなどはもちろん、性的なからかいや冗談、食事やデートへの執拗な誘い、個人的な性的体験談を話すことなども含まれており、異性だけではなく同性に対する言動も含まれでいます。
これら、ハラスメントを防止するためには、どのようなものがハラスメントに当たるのか、その内容対処の方針等を明確化した上で行う周知と啓発が非常に重要です。
また、相談に応じる体制(窓口の設置など)を整え、相談内容や状況に応じ迅速かつ適切に対応相談者、行為者に対して措置を行い、再発防止に向け措置を講じることになります。