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✔信頼関係の構築を
《コミュニケーションを見直す》
現代は働き方の選択肢が増えていますが、コロナ禍がそれに拍車をかけ、多様化した出社スタイルにより従業員同士の接点が以前より減少したことで生じた、社内コミュニケーション不足を課題とする企業が増えています。
HP総研が実施した「社内コミュニケーションに関するアンケート」では、課題があると回答した割合が74%と非常に多くなっていおり、具体的には部門間や事業所間、経営層と社員のコミュニケーションを課題に上げる回答が半数を超えています。
「人と人がひとつの目標に向かって協力していく」ことがビジネスの根幹を成す(株式会社パソナ)、そのためにはコミュニケーションがなくてはならないものであり、なんとかその機会を探るものの即効性がある対策はなかなか難しく、技術やスキルだけで信頼関係を築き上げづらいことからも、現状把握はできているものの有効な対策を取れずにいる場合が多いようです。
では、このままコミュニケーションの機会が低下した場合、どのようなことが考えらえるでしょうか。
まず、職場でコミュニケーションの接点が減少することにより、自分の受け持つ仕事以外への意識が向きづらくなり、自分の仕事に対する意欲の低下や必要性への疑問へと繋がり、離職を選択するほどモチベーションが低下する可能性があります。
さらにメールやSNSでのやり取りが増加した場合、文字でのコミュニケーションは対面時より温かみが伝わりにくく何でもない内容が冷たく感じられ受信者は不安を覚え孤独を感じやすくなるといわれていますが、発信者側もその不安に気づきにくいため、孤独を見過ごしてしまうことが指摘されています。
これらを解消するためには、やはりコミュニケーションの取り方を見直しながら、社風に合う形を探っていくことが重要となります。
コロナ禍では忘年会のような機会が減ってしまったため、オンライン社員旅行やオンラインレク、グランピングなどを企画する企業もあるそうですが、対話と親睦のバランスを図りつつ、日頃から何でもない雑談のできるような職場環境を整えていきましょう。